なぜ献血はO型ばかり求めるのか

※この記事は過去の記事からの再掲載となります。
■なぜ献血はO型ばかり求めるのか
献血ではO型の血液が足りないと、よく通行人に訴えかけていますが、これはO型の人が薄情な人が多いというわけではありません。
0型の人の血液が多く必要なのには理由があります。
結論を言うと、O型の人の血液は、どの血液型の人でも輸血できるからです。
血液型というのは赤血球の表面にある抗原の形でA型、B型、AB型、O型の4種類に分かれるのですが、抗A抗原、抗B抗原というものもあり、抗A抗原を持つ血液型の人は、A型の抗原を輸血することができません。
抗B抗原を持つ血液型の人は、B型の抗原を輸血できないということになります。
抗A抗原を持つ血液型は、B型とO型です。
抗B抗原を持つ血液型は、A型とO型です。
つまり、AB型の人は抗A抗原も抗B抗原も持たないので、誰からも輸血を受けることができ、O型の人は抗A抗原も抗B抗原も持っているので、O型の人からしか輸血を受けられないというわけです。
O型の人の血液は、どの血液型にも拒否反応が起こらないため、誰にでも輸血できるということになります。
AB型の人の血液は、A抗原とB抗原の複合のため、AB型の人にしか輸血できません。
ただ、基本的には副作用のリスクを少しでも減らすために、同じ血液型から輸血を行う場合が多いですが、緊急時の場合や特定の血液が不足している場合などは、違う血液型の人であっても輸血が行われることがあります。
厳密に言うと、血液型によってはレアケースもあり、必ずしも同じ血液型だからといって輸血できるとは限りません。
そのため、輸血の際は必ず検査が行われます。
よく、恋人が事故で輸血が必要になった時、「同じ血液型なので、私の血を使ってください」というドラマなどのシーンがありますが、その言葉を信じていきなり輸血が行われることはありません。
何かの間違いで血液型が違う場合もありますし、レアケースの血液型である可能性もあるので、必ず検査をしてから輸血が行われます。
話がそれましたが、O型の血液が多く必要なのは、基本的にどの血液型の人でも輸血できるからです。
ご存知の方も多かったとは思いますが、理由なども知っておいていただければと思います。
